数年ぶりに警報レベルを超えた感染症「ヘルパンギーナ」に息子2人と母の私が家庭内感染しました。
実際の症状を一人ずつ紹介していき子供と大人で違いがあるのかをお伝えしていきます。
これはあくまでも我が家の症例であり参考程度にご覧ください。
ヘルパンギーナとは?
発熱と口の中の粘膜に出現する水泡の発疹が特徴のウイルス性の咽頭炎のことです。
ヘルパンギーナは手足口病や咽頭結膜熱(プール熱)とともに夏かぜの代表的存在と言われています。
ヘルパンギーナの特徴
乳幼児を中心に夏季(6〜8月)に流行
何度もかかってしまうこともある
ヘルパンギーナの症状とは?
息子2人と母の私の症状を一人ずつ見ていきましょう。
4歳Nくんの場合
1日目
その日、いつもより早めに夜ご飯がお腹いっぱいと言い、いつもなら遊び回っているのにソファで座って疲れた様子でした。一日遊び疲れたのかな?と体に触れた瞬間「熱っ!!」熱を測ると38.9度もありました。日曜日だったこともあり、病院には行かず様子をみることにしました。
2日目
熱はすぐに微熱になり、少ししんどいと言うので保育園をお休みしました。その夜、晩ご飯に大好きなミニトマトを食べた時でした。「痛い!!食べれない!!」びっくりしました。何が起きたのか分からず、とりあえずミニトマトを食べるのを止めさせ他に食べれるものだけを食べさせました。
3日目
耳鼻科で診てもらうと「ヘルパンギーナ」と診断されました。特に薬はないのですが、痛み止めや口内炎の飲み薬などを処方してもらいました。
4、5日目
喉が痛いといい、あまり食欲はないがそれ以外は元気だったので、脱水にならないよう水分を摂ったりゼリーやスイカなど食べられるものを食べられるだけ食べさせていました。うどんを食べさせましたが、喉の口内炎にあたるのか食べられるけどすぐにいらないと言っていました。
6−8日目
食べられるものも増え、ほとんど痛くないと言っていましたが、ミニトマトに挑戦するもそれはまだ痛いと言い完治するまでお預けしました。
9日目
保育園に行くために再度耳鼻科を受診して完治していると証明書を書いてもらい元気よく保育園に行くことができました。
0歳9ヶ月のLくんの場合
1日目
お兄ちゃんが最初に病院に行った時は何も症状は無く、その日の夕方から発熱。
38度~39度の高熱が出ていましたが食欲はありました。離乳食の量はいつもより食べませんでしたが母乳はいつも通り飲んでくれていました。
2日目
Lくんはお兄ちゃんとは違い2日間、高熱が下がりませんでした。坐薬を入れて一時的に熱を下げるも薬が切れるとすぐに熱が上がりました。
3日目
この日の夜、大好きなお風呂で号泣。上がっても泣き止まないので、泣いて口を開けてる時に口の中を見るとそれはもう大きな口内炎。
お風呂は熱くて痛かったのだと思います。
ただ、水分は取れていたので泣き止んで寝てくれました。
4-6日目
大きな口内炎があるにもかかわらず、痛くて泣くことはなく離乳食もいらなかったら首を振ったり、ベェーと舌を出して教えてくれて助かりました。
7日目
お兄ちゃんの病院を受診するタイミングでLくんも診察してもらうとヘルパンギーナと言われましたが、感染力はほとんどなく、薬ものまなくて大丈夫とのことでした。
36歳母の場合
1日目
微熱(37度前後)があり、少し体がだるく感じていましたがこの時は疲れているのかな?と思う程度でした。
2日目
体の怠さから子供達の面倒を見ることがしんどく感じてきたので祖母に来てもらい子供達を見てもらうことに。
一時、38度近くまで熱が上がり、頭痛があったので、痛み止めを飲んで横になって体を休めました。
3日目
熱は下がっても頭痛は残っていたので引き続き痛み止めを飲んで過ごしていました。頭痛からか食欲もあまりなかったです。
4日目
この日に初めて喉の痛みを感じ、喉の奥のあたりに口内炎ができており、普段できる口内炎の痛みとは全く別物に感じました。とにかく激痛でした。
5日目
子供達と一緒に耳鼻科で診察してもらい、ヘルパンギーナと診断され、口内炎に効く薬と痛み止めを処方してもらうも喉の痛みにはあまり効いてる感じはしませんでした。
6−8日目
普段、風邪をひいた時には柑橘系の飲み物ですっきりしたり、マヌカハニーを食べて痛みを和らげることができましたが、今回は全て激痛でした。お腹は空いているのに喉が痛くて食べる量が自然と減っていました。
9日目
ようやく喉の痛みが治り、柑橘系の飲みものが喉を通り普段の食事が取れるようになりました。
子供と大人の症状の違いは?共通点は?
我が家3人の体験を通して、違いと共通点をまとめていきます。
症状の違い
子供の方が高熱が出やすい
0歳に近いと高熱が続く
子供より痛みが辛いのかも(子供はうまく伝えられないので正確には分かりませんが…)
口内炎の治るスピードは大人の方が数日長くかかる
あくまでも我が家での違いですので、個人差はあります。
また、痛みを伝えることができない子供達と比較することは難しいのですが、こんなに痛かったの!?と後からかかった私は子供達の痛みを知ることになりました。
症状の共通点
熱が出て、下がった後に喉の痛み(口内炎)ができる
痛み止めの薬は熱は下がるが喉の痛みには効いていなかった
喉の痛みで食べられないので無理に食べない、食べさせない(脱水には注意)
感染経路
ヘルパンギーナは、くしゃみなどの際に出る飛沫によって感染する「飛沫感染」と、舐めて唾液や鼻水がついたおもちゃの貸し借りなど、手が触れることで感染する「接触感染」が主な感染経路です。また、回復後も口(呼吸器)から1〜2週間、便から2〜4週間にわたってウイルスが排出されるので、おむつなどの交換後に汚染された手指を介して感染が広がります。
引用:https://family.saraya.com/kansen/herpangina/
と、あるように我が家では乳幼児がいることに加え、私の抵抗力が少し下がっていたので大人にもかかってしまったのかもしれないです。どれだけ頑張っても0歳児のいる我が家で飛沫感染や接触感染は避けて通れませんでした。
ここでしっかりと対策をすると大人への感染は防ぐことができるかもしれません。
まとめ
今回は大流行している「ヘルパンギーナ」に家庭内感染した結果、子供、大人それぞれ症状に違いはありましたが、特徴である口内炎の痛みはかなり辛かったです。
直接効く薬がないので数日間耐えるしかないのですが、
子供にかかりやすいとはいえ大人でも発症する
他にも流行する病気はいくらでもあるので、家庭内感染に気をつけながら過ごしていきたいです。